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活動内容

活動報告レポート(国際交流集会2010)

赤十字語学奉仕団  国際交流集会報告

20101120日~11月23日 

 

日本赤十字社がアジア太平洋の姉妹赤十字社・赤新月社からの招待メンバーと日本のメンバーを交えて行う「青少年赤十字国際交流事業」のメインプログラムが、この国際交流集会「JRC/RCY Intenational Meeting "Mt. Fuji 2010"」です。

2010年は静岡県御殿場市で3泊4日で開催され、語学奉仕団からは事前準備を含めて、のべ34人が通訳兼運営スタッフとして参加しました。国内外の高校生123人と教員・青年赤十字奉仕団・赤十字社スタッフの参加者を合わせて総勢200余名による一大イベントです。(国際交流集会4日間の日程・プログラム表もご覧下さい。)
  

 
 

◆1日目のハイライト(アイスブレイキング)

ハイライトと言っても、初日ですから午後に各地から集まってくる国内外のメンバー(基本、高校生です)を出迎えた後は、夕方の食事前の2時間程度でアイスブレイキングを行います。写真左側は出迎え準備をするボランティア、そろそろバスが来ますよ。写真右側はアイスブレイキングの一場面ですが、言葉で説明しなくても見ればわかる内容のゲームをいくつか企画して、メンバーに楽しんでもらいつつ、緊張をほぐしてもらいます。

 


 

◆2日目のハイライト(フィールドワーク)

国際交流集会のメインは連日・連夜の少人数グループでの討議です。討議を通じて、お互いの理解を深め、青少年が直面する様々な問題に対して、「私たちに今何ができるのか」を考えます。グループ討議の成功にはグループとしての一体感を作っていくことが大事なので、一晩明けた2日目の朝からグループ対抗でゲームの要素もあるフィールドワークを行います。
このフィールドワークもボランティアが企画・実施します。
写真は、フィールドワークの1シーン:「三角巾の使い方を学ぶ」です。

 


 

◆3日目のハイライト

【グループディスカッション】
午前中はグループディスカッション発表に向け、最後の追い込み。日本とアジアの高校生が発表に向け課題について熱く語り合いました。白熱した議論に通訳も熱がこもります。最後は時間が無く焦るものの何とか間に合わせます。

【グループディスカッション発表】
午後には数グループずつに分かれ、グループディスカッションの成果を発表します。発表の形式もグループごとに工夫されており、それぞれ高校生らしい視点でのアプローチに語学奉仕団員もとても勉強になりました。発表後は皆ホッとした様子。

【文化交流】
夕食後には参加国のメンバーが自国の文化を紹介します。色鮮やかな民族衣装や伝統音楽など個性豊かな各国の文化を知ることができ、会場全体を巻き込んだ踊りなどとても盛り上がりました。


 

◆4日目のハイライト(お見送りではもらい泣き...)

 

いよいよ、集会も最終日。
参加したひとりひとりが自国・地元に帰ってからも、グループディスカッションの成果を、そしてここで体験した全てを胸に活動してゆくこととなりました。

しかし、閉会式の終了は「巣立ち」であると同時にここで苦楽を共にした「友だちとの別れのとき」でもあります。
抱擁、そして、涙...スタッフとして参加している以上、笑顔で見送りをと決めていましたが、このときばかりは語学奉仕団員も感情の昂ぶりを抑えるがやっと、といったところです。
 
(写真は集会のテーマソングをフィナーレに合唱しているところ)
 

日本の高校生と海外の高校生が僅か4日の間で、そこまで通じ合えるのかという感動を共有することができます。言葉より体験の共有が大事なんだということをボランティアとしても学べる活動でした。



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